こんな人向けに書きました。
・タイル張りの浴室からユニットバスの段取りを知りたい。
・最近、浴室のタイルがはがれてきた。
・タイルの風呂は寒いのでユニットバスに変えたい。
もくじ【本記事の内容】
タイル張りの浴室からユニットバスへの段取りを解説しています。
工事内容解説
リフォーム工事の段取りの中で、複数の職人を手配する工事が浴室です。
タイルの浴室からユニットバス工事には以下の工事が必要となります。
参考工程表
各工事解説
解体工事(約2日)
まず現在のタイル浴室の壁と床を解体していきます。
ここでは解体工事の職人に指示が必要です。
解体の範囲
ユニットバスの図面を見て指示を出します。
図面にある有効設置寸法を伝えましょう。
ユニットバスに入るためのドアの横幅と高さ。
洗面室の床の上端からどこまで浴室側の床を掘り下げるの寸法。
水道工事(随時)
これは解体が始まるタイミングで必要になりますので、解体と水道工事が別職人である場合は呼んでおきましょう。
現状の浴室の水道配管(水・お湯・排水)からユニットバスの位置に切りなおします。
電気工事(数時間※組立工事前まで)
洗面室側からのユニットバス照明スイッチとユニットバスの換気扇の準備工事で必要となります。
換気扇から室外に排気するためのダクト接続の下準備。
主に外壁側に指定の高さ以上の位置に穴を空けて外部フードの取り付けといった作業となります。
土間打ち工事
ユニットバスを据え置くための土台となります。
土間コンクリート天端の位置を土間打ち職人に伝えましょう。乾燥に時間がかかるので1日は養生期間として空けましょう。
組立工事(一日)
先ほど紹介した下準備を整えたら、実際にユニットバスの組立になります。
ユニットバスを組み立てる職人が行います。
現場養生をこの時点で片づけてしまうと、組立職人が作業を行えなくなってしまうので養生には注意してください。
洗面室側の仕上げ、給湯器リモコンの位置、手すりの位置などを指示しましょう。
大工工事(一日)
入口扉まわりの造作工事を行います。
この日までに、入口枠材と必要な材木、壁材などを忘れずに現場に納品することに注意してください。
内装工事
洗面室側の内装工事を行います。
大工工事で造作した壁や必要であれば洗面室のクロス、クッションフロア施工をこのタイミングで行います。
水道工事、電気工事
ユニットバスの水栓金具と水道配管の接続を行います。
給湯器の配線とリモコンの接続を行います。
掃除
ユニットバス組立工事後、職人が養生をしていきますので、すべての工事が終了しましたら養生の撤去と掃除を行って工事完了です。
トラブル予防のポイント
フリーサイズ窓枠
既設の窓と接続するための部材です。高さ、奥行き、幅を採寸して正しい部材を発注しましょう。
アタッチメント付き:窓が開口いっぱいの場合はこれを発注します。
循環金具と追い炊き配管
給湯器と浴槽をつなぐ部材です。追い炊きをするために必要な部材です。そのため、追い炊き機能のない給湯器の場合は不要です。
まとめ
ユニットバス工事は複数の職人と商品を発注する必要があります。
この工事が段取りでき、管理できるようになればリフォームが楽しくなってきます。
自分でリフォームを納められるようになるために、頑張っていきましょう!
※随時編集予定
※随時更新予定